あけましておめでとうございます(もう1月も終わりですが…)。 ブログの更新が少し空いてしまいました。
実はこの年末年始、まさかの「気胸」を発症してしまい、自ら療養するというバタバタの年始を過ごしておりました。 普段は麻酔科医として患者さんの呼吸管理をしている立場ですが、いざ自分が呼吸器のトラブルに見舞われると、健康のありがたみを痛感しますね。
体調も無事に戻りましたので、またペースを戻して記事を更新していきます!
前回の記事からだいぶ時間が空いてしまいましたが、今回は麻酔科専門医試験の筆記試験にかんして。範囲は膨大ですが、働きながら合格するには「効率」が全てです。 今回は、私が2025年の試験に合格するために実践した、「過去問6年分をiPad miniに集約して、Ankiで回す」という勉強法を具体的に紹介します。重い過去問を持ち歩くのはもうやめましょう。
手順①:過去問は「6年分」揃える
まず準備するのは、麻酔科専門医試験の過去問題集です。 私は「6年分」を用意しました。
【なぜ6年分なのか?】 過去の出題傾向を分析したところ、概ね6年以内の過去問から類似問題が出題されるケースが多いと分かったからです。 それ以上遡ると、ガイドラインが古くて正解が変わっていたり、今の臨床と合わなかったりします。「直近6年」を完璧にするのが、最短合格へのカギです。

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手順②:自炊はしない。「スキャン代行サービス」に丸投げする
6年分の過去問は辞書のように分厚く、持ち運ぶのは不可能です。これをPDF化(自炊)するのですが、自分で裁断してスキャンしてはいけません。 ただでさえ時間のない勤務医が、スキャン作業で数時間を浪費するのはコストパフォーマンスが悪すぎます。
私は「スキャンピー(スキャン代行サービス)」を利用しました。
- メリット: 本を送るだけで、数日後に高画質なPDFデータが届く。
- 価格: 1冊あたり数百円〜。時給換算すれば圧倒的に安いです。
- OCR(文字認識): 必ずオプションでつけておきましょう。後でキーワード検索するときに必須になります。
手順③:Ankiアプリに「画像」として取り込む
届いたPDFデータを、暗記アプリの決定版「Anki」に取り込みます。
【私の設定方法】
- PDFの「問題」と「解説」部分をスクリーンショットで切り取る。
- Ankiのカード作成画面で、「表面」に問題、「裏面」に解説の画像を貼り付ける。
- これをひたすら繰り返して「自分だけの過去問デッキ」を作ります。
テキストを打ち込む必要はありません。画像で貼るのが一番早いです。

手順④:iPad mini × 隙間時間で「秒」で解く
最強のデバイスは「iPad mini」です。
- スクラブのポケットに入る: これが最大の理由です。
- 隙間時間の活用: 症例の合間、当直の待ち時間、通勤電車。スマホより画面が大きく、見開きで見やすい。
1分あれば1問解けます。この積み重ねが、試験当日の瞬発力を作ります。
まとめ: 専門医試験は「情報の整理戦」です。 物理的な本を捨て、iPad mini一つに集約することで、勉強へのハードルを極限まで下げることができます。ぜひ試してみてください。
さて、筆記試験を突破した後に待ち受けているのが、最終関門である「口頭試問」です。
麻酔科医としての「瞬時の判断力」と「説明能力」が問われるこの試験ですが、実は口頭試問対策でも「Anki」が最強のツールとして活躍します。
「え、対話形式の試験でもAnki?」と思われるかもしれませんが、使い方を少し変えるだけで、独学でも質の高いシミュレーション練習が可能になります。 次回は、この「Anki活用術・口頭試問編」について詳しく解説します。筆記対策とセットで、ぜひマスターしてください。


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